日本に比べると物価が安く、通貨のドンは単位が細かいためお金持ちになった気分になれるとベトナムを訪れる人たちの中で話題です。
そんなベトナムの祝日はわずか6日となっています。
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2018年版:ベトナムの祝日
日付 | 祝日 | 日数現地語 |
---|---|---|
2018/01/01(月) | 元旦 | New Year's Day |
2018/02/15(木)~21(水) | 旧正月(テト休暇) | Lunar New Year Holidays |
2018/04/25(水) | 雄(フン)王記念日 | Hung Kings Commemorotions |
2018/04/30(月) | 南ベトナム解放記念日 | Victory Day |
2018/05/01(火) | 労働感謝祭 | International Labour Day |
2018/09/02(日) | ベトナム建国記念日 | National day |
ベトナムでの祝日の考え方
世界各国では宗教に起因した祭日が国の祝日になっていますが、ベトナムにはありません。
基本的に信仰の自由があるためです。
ただ無宗教が多いという訳ではなく、仏教徒が最大で、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教やカオダイ教など多岐にわたる宗教が信仰されています。
01/01 元旦
New Year's Day新年。テト休暇が一番の行事であるため、新年はゆっくり過ごすだけ、ということが多い。
前日の12/31も出勤する。
旧正月(テト休暇)
Lunar New Year Holidaysベトナム最大の祝日。テト内での大晦日から新年にかけては非常に活気ある賑わいをみせる。
各地で帰省ラッシュ、交通機関の混雑、家族団らんなどお祝いのイベントが各家庭、各町で開催される。
なお旧暦は中国歴に起因するが、時間の差異により中国とは若干ズレる。
そのため毎年日程が前後する。
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雄(フン)王記念日
Hung Kings Commemorotionsフン王とはベトナム最初の国家である文郎(ヴァンラン)国の王で、18代まで2622年間の間続いた。イースター(復活祭)前の金曜日のこと。
ベトナム人はフン王を民族の歴史と建国に多大な影響を与えた大きな存在として誇りに思っている。
ちなみに、2013年に「フート省のフン王を祀る信仰」はユネスコ無形文化遺産に批准されている。
南ベトナム解放記念日
Victory Day南ベトナム・サイゴン解放を記念する祝日。
第二次世界大戦をめぐり、西側・欧米諸国と東側・共産圏諸国の間で激しい攻防があった。
1954年ジュネーブ協定によりべトナムは南北分断、西のアメリカと東のソ連の代理戦争の主戦場となった。
アメリカサイドとしては、ベトナムが共産主義の国となることを皮切りにアジア諸国がこぞって共産主義を起こすいわゆる「ドミノ理論」を阻止するため、1960年頃から北ベトナムに軍を進めた。
これがベトナム戦争である。
北ベトナムはアメリカ軍の激しい空爆に絶え、1975年についきにアメリカ軍撤退。
これにより北ベトナムは南ベトナムへ進駐、首都であるサイゴンへ侵攻。同年4/30にサイゴンへ進んだ。
このときに脱出・避難する写真は世界的にも有名になっているものが多い。
ベトナムはその後1976年に南北統一。
大国アメリカに勝利したベトナム戦争は、多くのベトナム人のアイデンティティとなっている。
労働感謝祭
International Labour Dayベトナムの労働者を称える日。世界各地で行われている労働者が団結を示す行事。
ベトナム建国記念日
National Day南北分断前の1945年9月2日、ベトナム民主共和国初代国家主席ホーチミンよって独立宣言が行われたことを記念する祝日。